COLUMN

コラム

「人間性」「人として」「あり方」抽象的な言葉で逆らえない空気つくる人への返信文例

“いかにも、もっともらしく見える”こんな言動に悩んでいませんか?

「常識で考えればわかるよね?」
明確な根拠なく、
 空気や印象での納得を強いる

「そんな人間は この業界から消える」
排除を匂わせ、
 拒否を心理的に困難にさせる

「ビジネスは人間性だ。あり方だ。」
法律や契約に基づく議論を
 抽象論にすり替える

「~してやったのに!」
過去の「恩」を盾に、
 非合理的な主張を通す

「これぐらいあなたがやって当然」
影響力や優位性を利用し、
 契約外の要求をする

特に、準反社的な姿勢には要注意!

以下のような特徴も複数重なる場合、
感情・立場・抽象概念で支配する構造
なっている疑いがあります。

✓ 顧客や取引先にも氏名を明かさない

✓ 法律の話を出すと
 「誠実も人間味もない」と極度に否定

✓ 契約や法律に基づく協議の論点を
 「人として…」「人間性が…」とすり替える

✓ 合法的に離れようしても「裏切り者」と批判

✓ 反論すると、「業界で生き残れない・消える」と
  圧や脅しをかける

 「契約」や「合意形成」という
 ビジネスの基本構造から逃げるための、
 支配的な空気づくりに
 巻き込まれると、
 事業の重大なリスクにつながりかねません。

でも・・・
「逆らったら、後が怖い」
「恩があるから逆らえない」
「自分が悪いのかも」と思えてくる

そんなあなたへ。
具体的な返信文例をお伝えします!

■point 1:まずはリスクを把握!

そんな状況が続くと・・・

・契約外の対応が常態化し、
 報酬請求の根拠が弱くなる

・合意が文書化されず、
 立証が難しくなる

・感情ベースの対応が続き、
 契約書の効力が形骸化する

・心理的な圧力により、
 合理的な判断ができなくなる

単なる「人間関係のトラブル」ではなく、
事業全体のリスクにつながる可能性

があります。

■point 2:対応の考え方 

3つの軸

①抽象的な言葉に巻き込まれず、
 論点を「契約・事実」に戻す

人間性批判などの人格攻撃に流されない

②感情的な空気ではなく、
 対話の“枠組み”を整える

対応ルール(誰が・何を・どの範囲で)を明確に

③相手に“納得させる”よりも、
 “整理して伝える”を重視

説得ではなく、「立場の明示」と「記録」を意識

■point 3:具体的な返信文例

例「ビジネスは人間性だ」
例「そんな人はこの業界から消える」

▶【返信文例】-------------------------
ご発言につきまして、
人格や価値観に関する〇〇さんからのご評価として
拝見いたしました。ありがとうございます。
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例「常識で考えればわかるよね」
例「これぐらい、あなたがやって当然」

▶【返信文例】-------------------------
ご要望につきまして、拝見いたしました。
----------------------------------------------

上記のように、いったん受け止めて、
下記のように、本題に戻します。

▶--------------------------------------------
それでは、本件につきまして、
契約内容および事実に基づいて、
以下の通り、整理させていただきます。

まとめ

①感情・立場・抽象概念で支配する人が
 あなたの事業に及ぼすリスクを把握

②感情的・抽象的な空気感に流されず
 論点を「契約・事実」に戻す

③やり取りを記録に残しながら
 説得しようとせず「整理」して伝える

契約終了する場合も、
上記のポイントが大事です。

あなたの事業を守れますように。
応援しています。

事業の成長と時間の余白を叶える!

ビジネスカレッジcore


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プロフィール

株式会社aurora 代表取締役社長

なるみ行政書士事務所 代表行政書士

南部成美

・事業内容

経営・法務コンサルティング / リスキリング支援

・資格など

行政書士 / MBA / AFP